災害時に備えて~いざという時のクッキング術~
「いざという時のクッキング術パッククッキング」
講師:雑穀アドバイザー やすまゆかり
「パッククッキング」みなさん、聞いたことがありますか?
パッククッキングとは、高密度ポリエチレンのポリ袋に食材・調味料を入れて、湯せん調理をする方法で、炊飯器や電気ポットなどでも調理が可能です。
災害時には、ライフラインが止まり、食料や支援物資が届くまでに数日を要すると言われ、72時間は自力で生きていくことが求められます。
災害時に備えての備蓄や食事はとても大切ですね。
災害が発生し、普段通りの生活が出来ない不安・・・そんな中、日常と同じような食事がとれたら、精神的にも肉体的にも元気がでますね。
そんな時に、役に立つのがパッククッキングです。
電気やガスが使用できない時は、カセットコンロでお鍋にお湯を沸かし作る事が出来ます。
今回はガスでお湯を沸かして6種類の料理を作りました。
作ったメニューはこちら♪
*基本の米飯
*トマトリゾット
*切干し大根と高野豆腐の煮物
*手作りソーセージ
*スクランブルエッグ
*蒸しパン
主食/おかずそして、デザートまで作れちゃいます。
パッククッキングは、お鍋も汚れず、お皿が無くても食事を摂ることができ、尚且つ調理に使用するお湯も効率よく再利用できます♪
いざという時の食事でも美味しく、栄養価も整っています。是非沢山の方に知っていただきたいです。
その他先生から、泥水でもろ過して飲めるようになるボトルやソーラー充電器(こちらはライトにもなります)などの防災グッズも紹介していただきました。
備えあれば憂いなしです!!皆様今一度ご自宅にある、災害グッズや備蓄している品を見直してみてください。
①高密度ポリエチレンに、材料と調味料を入れます。
高密度ポリエチレンには以下のような特徴があります。
・臭気が低く無毒性
・引張や衝撃に非常に強い
・空気や水分を通さない
・熱や冷気に強い(約-80℃~110℃)
②お米を炊くときは、若干空気を入れ縛ります。煮物などはなるべく空気が入らないように縛ります。作るものにより袋の中の空気量の調整が必要になります。
※袋を縛る時は、しっかりとしめましょう
③今回は災害時を想定して、湯煎にかけて調理をしました。
④万が一の時の災害時では、パッククッキングはお皿を必要としないので、袋を開けて食べられます。
洗い物がでず、お水のムダ遣いも防げます。
⑤今回は、お皿に盛りつけて召し上がっていただきました。
パッククッキング以外にも、災害時に役立つ防災グッズなども紹介していただきました。